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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第十三章『戦場』
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暗転(20)

3019年10月29日


あと三日、街道には人が多くなって来ている。


ふと思いつき、王子に俺のインナースーツを着せておく。


だぼだぼだが、刺されて死ぬ事が無いだけでもいいだろう。


ぶん殴られたら、危ないだろうし、そもそも顔面アウトだ。


だが人間、反射的に顔は庇えるから良しとしよう。


腕とかなら怪我しても大丈夫だったりするかもしれない。


俺の防御力が非常に不安だが……今の所、怪我はしてないから大丈夫だろう。


懸念は天使だ。ビームとか撃ってこないだろうな。




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