615/775
暗転(14)
3019年10月23日
第三勢力の事が気になってしょうがない。
先輩が準備したものに違いは無いだろうが、先輩の思惑通りに天使が働くように準備された、カウンター組織である可能性がある。
つまり安全装置だ。
上手くすればそちらに紛れ込める可能性がある。俺が天使に目をつけられるなら、そっちであれば優遇してくれる可能性も……あったらいいなぁと言った感じだ。
どうしようもなくなったら、機械式ゴーレムの持ち主を訪ねる必要が有るかもしれない。
当ては無い訳だが。
というか、仮にカウンター組織が動いているなら……天使が何かしたと言う事になる。
先輩の考えから外れた事をしているのだとすると、俺を狙うのも変な気がする。
先輩の理想から解釈的なズレを起こしたとか、そんなのだろうか?




