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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第十三章『戦場』
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暗転(2)

3019年10月11日


俺が頭をひねっている一方で、王子と爺や達は大分追いつめられていた。


というか天使から狙われたのが相当ショックだったらしい。


意味が分からなかったが、どうやら天使は天の使いなので、それから狙われるというのは相当なショックがあったようだ。


考えてみると、神様から名指しで「しねぇえ!」と言われたら、傷つくかもしれない。


だがあいにくと天使は先輩が作った只の羽の生えた人間でしかない。


ご大層なもんじゃない。


だが天使は王子を狙って来た。だが王子は王子である事を除けば、只の子供だ。であれば、王子が王子だから狙われているのは間違いない。


だとするとアシュテロンでなにかあったのだろう。


天使には何か思惑が有るのだ。


そもそも家に居る天使の話しだと、俺が戦車の大砲を撃った事で目覚めたのは一人のはずだった。


多分先輩の指定した条件のどれかに触れたに違いない。


何かが有ったんだ。


俺は先輩の計画からするとイレギュラーだが、俺以外の要素なんていくらでもある。

そして天使が起きた。何か事情が有ってアシュテロンで条件でも出されたのだろう。


とりあえず頭を叩いて、殺す気なら産まれてねぇと言っておいた。


先輩はこの星の人間を作ったが、神様じゃない。


こうなりゃ、俺が安全だという事をなんとかして知らせる必要が有る。


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