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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第十三章『戦場』
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進撃(30)

3019年8月31日

田舎感の溢れる村に付いた。


宿を取って休む。久しぶりにお湯をたっぷり使えたのも大分助かる。


正直生き返る。飯もまともだし。


今後の予定を話し合うが、問題点は金の事、および移動経路だ。


爺やのおすすめのルートは街道を進み、別の国に入り、そこからリコウダー王国を目指すというものだ。地理関係を押さえながら話しあうが、無難ルートだ。金がないと言う最大の問題点を除けば、だが。


金を得る手段は話をした結果、強盗、窃盗、恐喝などの案が出た。


実に実りの無い話し合いだったと言えるだろう。


爺やにとって、王子を無事に亡命させ事が正義であり、そもそも国は王の所有物だという考えも合ってか、罪の意識は実になさそうだった。


大きな正義の前には、些細な悪事に思えているのだろう。


戦争の弊害だというのは簡単だが、頭のどこかがぶっ壊れたんだろう。


絶対王政を俺が甘く見てるだけなのかもしれんが……、モラルの話にはちと敏感にならざるを得ない。


かと言って、仕事を探すのも田舎では一苦労だ。どうしたもんか。


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