表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第十三章『戦場』
557/775

進撃(25)

3019年8月26日


俺が物心ついたとき、母親は既におらず、一緒に暮らしていたのは親父だけだった。


親父が死んで、孤児になり、孤児院で世話になり……食いっぱぐれの無いであろう軍学校に入り、軍人になりロケットでぶっ飛んで、現在ここに居る。


波瀾万丈といえば、まあそうかもしれないが……。


それでも自分で選んで来た。孤児院に入った後、逃げるか逃げないかの選択肢で逃げないを選んだのも俺だし、軍学校に入ろうと思ったのだって、軍に入るのだって決めたのは俺だ。


全責任は俺にあるし、俺の人生は俺の為にある。今の所、配偶者も居ないし。


そう考えると、王子ってのは自分以外の人間にそれこそ人生の命運を多々握られているわけで、大変だと思えなくもない。


爺やが居ないときに、王子に話を聞いてみたがその辺に関してはあんまり考えては居なさそうだった。まあ、まだ子供だしな。


手持ちのカードが違えば戦い方も変わる。


俺の生まれと、王子の生まれでは考え方も違う。


実際の所、いろいろ面倒などだろうとは思うが、何が面倒なのかは具体的には知らない。


まあ、義理とはいえ兄弟に命を狙われてるのは気の毒だ。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ