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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第十三章『戦場』
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進撃(9)

3019年8月11日


木の上で寝た。


川を探して進めば帰れるだろうが、とにかく宇宙服が重い。


起動させて帰るだけに使うのも良いが、それももったいない。


しばらく悩んだが、しょうがないと宇宙服を着込んで、川を探して進むと足下がおろそかになって崖から落ちた。


正直、めちゃめちゃびびった。落ちるって言うのはもう良くない。


落ちた先が川だったので、もう訳が分からなくなり、完全に視界が無くなるし、カメラきりかえをするまで、訳が分からなくなっていた。


どうにかこうにか、カメラの種類を切り替えたが、それでも混乱は治まらない。


水が入ってこないのは良かったが、なんとか上に上がろうとしたが、岩がせり出していて上がれそうにない。


根性決めて、川底を歩き出したが、水面は遥か上。


水の流れる勢いには押されるし、ふらふらしながら下流に向かって進む。


以前魚を取った川戸はまるで水の勢いが違う。近くにこんな川が合ったのを知らなかった。つまり地形を把握していないわけだが、下流のほうが味方のはずだ。


そう思って進み始めたが、このまま電源が消えたら視界のカメラも起動しなくなる。運動補助が無くなったら、川底で死ぬしかない。


戦々恐々しながら、川底を進むとこれがまたいつまで経っても上に上がれるような場所がない。


それでもなんとか上がれそうな場所を見つけて上がったら、敵の集団が休んでいた。


しばらく、互いの時間が止まったが、動き出したら襲われた。


もう川底に戻りたくない俺は戦うしか無い。


手当り次第にぶっ飛ばして、そのまま脱出した。


なんだかんだで、ずいぶん電源を消費してしまった。どうしたものか。


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