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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第十二章『外敵』
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刺客(40)

3019年 7月19日


補給の部隊の人間と合流。


サラウンドに握手を求めている様子が印象的だった。


あれだな。もう芸能人の領域だ。


良い年のおばちゃんやおっちゃんにも握手をねだられている様子はリンガーレイフォンではほとんど見なかった。おそらく人望の差だろう。


顔立ちに人格が出るに違いない。


リンガーレイフォンは目の前の敵に殴り勝つ事が自分の使命だと思っている節が合ったが、サラウンドはなんというか……人々の要望に応える事が生き甲斐であるかのように感じる。英雄的であると同時に、打算的でもあるのだろう。


他人からの評価によって、自己の価値を計るのは当然の事でもある。自分の価値を自分で決められる人間は少ない。そして自分の価値を高いと言える人間はさらに少ないだろう。


人間は比較をする生き物だ。


俺はどちらかと言うと、欲に忠実だ。特に食欲は我慢できん。


顕示欲があまりない。俺は睡眠欲と食欲が顕著な底の浅い人間なのだろう。


生き方を変えるつもりは無いが、今後流されて変わるかもしれない。


基本ものぐさだから、その辺は変わらない気もするが……。

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