表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第十二章『外敵』
507/775

刺客(28)

3019年 7月7日


人間相手に使うの躊躇われるハンマーの練習をしておく。だが案外上手く使えてるような気がするのは村の片付けで振っていた所為だろうか。


多少手に馴染んでいる気がするが、やっぱりインパクトに威力がありすぎる。


振るのも遅くなりがちだし、早い相手に当てられる気がしない。


サラウンドが練習の様子を見に来たので、対戦相手になってくれと話を振ったら嫌がられた。事故が起こりかねないから……と言うのが理由のようだ。


「ガンドド様のようだ」と言うので、昔腕相撲で引き分けに持ち込んだと言うと驚いていた。ガンドドは力が強くて有名らしい。


宝石騎士の間でも様付けとかするんだなと質問すると、子供の頃から話を聞いてる宝石騎士を前にすればそうなると言ってた。


憧れていたスポーツ選手に、同じ競技の選手になってフィールドであった時みたいな感じなのだろうか?


そんな事を考えると、俺はあこがれのスター選手を演出できるほど人間が出来てない。


だが、考えてみると団長の婆とリンガーレイフォンが人間が出来てるとは思えない。

婆に関して話を振ると、サラウンドからは意外な答えが返ってきた。


と言うのもあの婆さん生きた伝説であるらしい。


建国以来、ずっとこの国を守ってるそうだ。


……偉い長生きだが、その辺も合わせて伝説らしい。


ふと長生きと言えば、ラゴウと一緒に居た賢者の爺さんを思い出した。


あの爺さんも三百年生きたと言うには元気だったし、ごく稀にはある事なのかもしれない。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ