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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第十二章『外敵』
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刺客(7)

3019年 6月16日


石鹸の乾燥が終わった。


アカ子のインクの加工もいい具合に終わったようなので、いよいよ製品作りを開始する。


石鹸を切って、判子を押した紙で包んで、糊で止めれば完成だ。


各作業は奴隷達にやらせてみる。


インクの関係上、紙は一定量作りだめて置いたほうが効率が良さそうだ。


何日か集中して作業させるのも良いかもしれない。


しかしこれでローテーションは完成した。


このまま一月続けて、商品出荷分が溜まったら、いよいよ商売になる訳だ。


この一月でどれくらい効率が良くできるかも肝になってくる。


これまでの一月で大体の消費もわかったし、業務計画の練り直しも必要だろう。


天使だとか、怪獣だとか、予想外の事も立て続いたが、蓋を開ければ計画通りだ。


うむうむ。このままなら、左手団扇の生活も夢ではない。


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