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刺客(2)
3019年 6月10日
天気は曇りもよう。
運んで来た水辺の石が結構な量になってきた。
まだ足りないかもしれないので、もう少し集めたい。
村のほうでは一棟仮住居の骨組みが完成した。人間が集まって集中すると意外と完成が早い。良い事だ。
あとは壁と屋根を付ければ生活が出来そうだ。
昨日はまだ残っている住居に泊まったらしい。
あまり人数が多いのは面倒だし、不衛生でもある。
家の屋敷には人は来なかったが……まあ、俺を警戒していると言う事なのだろう。
面倒が無くていい。良い距離感で村人とは接しているのではなかろうか。




