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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第十一章『工場』
451/775

稼働(32)

3019年 5月12日


暖かくなって来て、塩の値段が下がって来たと乗り合わせた商人のおっさんが言っていた。


どういう事だと聞くと、塩は暖かい時期に作られるらしい。


それを見越して古い塩は値段が徐々に下がるのだとか。


塩の作り方は専用の畑に海水を撒いて作るらしい。地面にしみ込むんじゃないかと思ったが、しみ込まないようにいろいろと工夫があるらしく、そうはならないらしい。

そうやって日光の力で塩分濃度をあげるそうだ。


ずっと釜で煮て、煮詰めて作るのかと思っていたが違うらしい。


外に放って置くと腐るんじゃないかと思ったが、海水は腐らないらしい。塩漬けの肉が腐らないのに海水が腐る訳が無いとおっさんは言っていたが、違う気がする。


水分が無いから腐らないのであって、塩があるから腐らない訳ではない気がするが……まあ、後の処理で熱を加えて結晶にするから、そうした段階で細菌は死滅するのかもしれない。


この辺はよくわからないが、少なくとも完成した塩で腹痛を起こしたりはしないのだろう。


腐らないなら塩はいつまでもそこにある訳で、値段の上り下がりはしないような気がするが需要と供給の釣り合いで下がるものは下がるらしい。


「山の手に行くと塩は値が上がる。山の手で売った分だけ毛皮やら野草やら、木材を仕入れて、都会に行く。都会で売りさばいて、金に換える。その金でまた別の物を買って売りに行く」


行商人はそうやって儲けてゆくらしい。


尻は痛くならないのかと聞くと、職業病らしい。そりゃまあ、納得だ。


そうした地方で売れる製品の中に石鹸が入り込めばベストだ。


安定して使われるいわゆるお得意さんを見つけられるかがポイントのようだが、その辺はオスマンさんの役目になる。


あんまり商品が溜まって行くようなら俺も営業をしなくては行けないかもしれないが……専門家に素人が口を挟んでも良くないだろう。


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