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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第十一章『工場』
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稼働(25)

3019年 5月5日


自分の部屋の間取りを考える。


机や椅子。本棚も欲しいが、肝心の本が高そうだ。


出来れば椅子はでかくて、クッションがたっぷり入ったのが良い。

リクライニングをすれば完璧だ。


ゴーレムは明日には動き出すらしい。それを見届けてから、町に行こう。


そうなってくると石鹸の試作品を梱包しなくてはならない。紙で包むと言ってもやり方は考えてなかった。


アカ子とあれこれアイディアを出し合ったが、石鹸の包み方は決まったが固定する接着剤が無い。完全に考えていなかったが、紙で包むだけだと移動中にバラバラになってしまうかもしれないと言うアカ子の懸念は納得できる。


「接着剤と言うか、糊でしょうけど。でんぷんとかですかねぇ」そういうことなので小麦粉を水で溶かして塗ってみると、くっ付いた。


水と小麦粉の割合は研究が必要ですねぇと言い出したので、アカ子に丸投げしておく。多目的に使ってもらえるのは良いですけど……となんだか本人は不満そうだ。

俺よりは少なくとも働いてもらわないと、俺が困る。


まだまだ研究の余地はありそうだが、賞品サンプルとしては十分だろう。


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