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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第十一章『工場』
430/775

稼働(11)

3019年 4月21日


どうやら、バストルの娘さんは張り切る性分らしい。


早速手に豆を作って痛いと泣いていた。それを繰り返して皮膚を強くして行く訳だが、まあ……困ったもんだ。


とりあえず、指示を聞く様に言っておく。体を壊されては困る。


特にこの移動中は何があるか判らない。病気になって、また村から出て行けなんて話になったらめんどくさい。


意外とウェストの息子のほうは冷静というか、しっかり指示を守っているようだ。


年長者として子供達を仕切っている姿を見ているが、頭の回転も悪くない。要領の良いタイプなのだろう。


そうして考えると、この間の迷子の一見で森へ入る様に提案したのはウェストの息子だと言っていたが、バストルの娘の方が提案したのかもしれない。


だとしたらずいぶん男前な話だ。


双子はおとなしいが、村に帰ったら運動はさせた方が良いかもしれない。とにかく、飯の食う量がこの二人は少ない。食べる量が多い方が体力が付くものだ。


食べる量を増やすには、運動をさせてエネルギーを使わせるのが手っ取り早い。


逆に母親達は食事制限が必要だろう。よく食べる。

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