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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第十章『王者』
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ジェントルメン(4)

3019年 3月28日


夜まで路地で時間をつぶしていると、年を取った爺さんから毛布の差し入れも貰う。

なんだか人情を感じる。俺が寒かろうと気を使ってくれたのだろう。実にジェントルメンだ。


その後、うとうとしていると、血気盛んなクソやろうに恐喝されたので二食分ほど儲けを稼ぐ事が出来た。服をはぎ取る事で布地もゲットできたのは大きい。


人情と非情が入り交じる夜だった。


コロシアムの時間になるまでゲットした布地で鎧の強化を行っておく。


服が一式手に入った効果は大きく、隙間をかなり埋める事が出来た。


コロシアムでの戦いはバトルロイヤルだった。


残った順番でお金がもらえる有象無象のバトルらしい。判定をどうやるのかはよくわからないが、隣の人間も、そのまた隣も、目に映る人間全員が敵と言う訳だ。


判りやすいので、実に助かる。


足が長くなった分、踏ん張りが上手く行かないが


大混戦では合ったがなんとか切り抜けて、一位の賞金を貰う。


まとまった金ではあるが、リンガーパパに提示された金額と比較すると厳しい。


しかし明日からはマンツーマンの戦いで出場できるらしい。相手の強さも上がる分、報酬も大きいようだ。遠慮無しの残虐ファイトになる事もあるだろうが……まあ、宝石騎士が出てくる訳も無い。気楽なもんだ。


そして賭け事も出来る。即ち俺に賭けて俺が勝てば、ぼろ儲けだ。


以外と早くお金に余裕ができそうだ。移動費や、奴隷を買うのに使いすぎた分を穴埋めしておくのも良いだろう。


とりあえず久々の宿だ。ゆっくり寝よう。


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