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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第九章『従業員』
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従業員(42)

3019年 3月18日


一晩寝て、とりあえず気は落ち着いた。


買った奴隷は合計七人だ、何はともあれ家に連れて帰る必要がある。


家の間取りが判らないが最悪、俺の部屋は奴隷に渡す必要があるかもしれない。

気が重い。自業自得ではあるのだが。


グループで言うと三つ。


バストル家の母娘。

ウェスト家の母と息子。

フィリップ家の母と双子の姉妹。男が一人で女ばっかりだ。


三家族とも家の借金が理由で売られたらしい。


借金が罪かと言えば、なんだか違う気もするが返せなくなったと言うのは良くないと言う事なのだろう。旦那は逃げたり、病気で死んでたりと散々だ。


子供も小さく、一番上でも幼年学校に入れるか入れないかぐらいだろう。


男の購入を勧められたのに、なんでこうなったのか。


俺が思ったよりお人好しだったのだろうか。


この三家族を俺が纏めて買ったところで、世間にはもっと溢れているわけで、偽善でもあるだろう。


だがしかし、昨日はそういう合理的な判断は下せなかった。


やらない偽善より、やる偽善と言いたいところだが、実際子供を労働力に使うのか、そもそも使えるのかも判らない。


いろいろ考えて計画したのに、結局は計画性の無さを露呈する結果となってしまったのは残念だが、もうやってしまったもんはしょうがない。


書いていてさらに気が重たくなってきた。子供が四人だ。責任取れないぞ、俺。


とにもかくにも、一旦村に帰るしか無い。七人を放り出す事も難しい。


同情して買ったけど、無理なので放り投げるってのも出来かねる。生活基盤が無いのに放り投げたら、死んでしまうかもしれない。


七人だと乗り合い場所も混雑して乗れそうも無い。


明日にはラッシュが落ちつくらしいから、今日まではこっちに泊まりだ。

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