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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第九章『従業員』
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従業員(37)

3019年 3月13日


穴掘りの仕事が合ったので引き受けたが、俺が入りそうな大きな水瓶を地面に埋める作業だった。


なんになるかよくわからないまま作業をしていたが、排泄物を入れておくためのものらしい。驚いたが、人の排泄物を発酵させると畑の肥料に成るそうだ。


アンリエードの家で世話になり始めたときに、驚いたがその先も合ったらしい。


奴隷市はとにかく人が集まる。それに対応する為にそうした設備の設置も必要なようだ。


エコと言えばエコなんだろうが驚いた。


しかし話を聞く限り、捨てるものから堆肥が作れるなら合理的かもしれない。地球でも俺が知らないだけでやっていたのだろうか?


そう思って調べてみたが、地球では化学肥料に押されてなくなり、地面を使った農業自体が工場化によって減って行ったようだ。


工場では排泄物を利用しては居なかったようなので地球ではなくなってしまった考えなのかもしれない。


思い返せば宇宙船では資源が巡っていた訳だが、それでもあんまり気分のいいものでは無かった。それよりもローテクだが、同様の事を行っているというわけだ。


今の地球でも資源は回ってる訳で、合理的と言うべきなのだろう。


なんにしても穴掘りなら慣れたものだ。


ついでに生ゴミ用の穴も掘ったらボーナスがもらえた。


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