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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第九章『従業員』
389/775

従業員(36)

3019年 3月12日


最近やたらと食べているからか、お腹からも財布からも、ものすごくたくさん出て行く。驚愕だ。


栄養を十分に取ったおかげか、大分体の調子も戻ってきた。


日数に余裕もあるし、食事代だけでも稼いでおこうと酒場で日帰りで出来る事でもないかと覗きに行く。


上手い具合に奴隷市の会場設営の仕事が合った。テントの設営などをする仕事だ。


傭兵の仕事の多くが奴隷市に関係する事で、設営以外にも夜間の見回りの仕事などもあった。むしろ奴隷市に関係しない仕事は無いようで、よりいっそうお祭りの様に感じる。


なんにしてもリハビリがてら設営作業を手伝う。馬車に積まれている一式を組み立てるとみるみる一軒屋程度の立派なテントが組み上がる。


昔の放牧民みたいだ。テントの作りもよく考えられている。


しかし作り方の勝手が分からず、指示されるままに動くのは疲れた。


サバイバル訓練で使ったテントは統一規格だったから訓練すれば何の問題も無かったが、今日手伝ったテントはどれも独自規格だった。


木材で作られているから力を入れすぎると壊してしまうし……。


明日はもう少し単純労働を探そう。


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