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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第九章『従業員』
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従業員(1)

3019年 2月5日


リンガーレイフォンに連れられ、結局王都に行く事になった。


おまけに迎えの馬車までやってきた。職権乱用ではないだろうか。


しかしこの馬車が早い。馬もどきカバがでかいのだ。ガンガン進む。


アンリエードの村から二番隊の基地がある村まで一日で行くには日が上がる前から移動しなくてはならないのに、それなりに日が昇ってから移動しても付いてしまった。


町に行って、オスマンさんと打ち合わせする時間は捻出すると伝えてある。まあ、工事に入ってもらって、帰ってきたら終わってると言うのが一番だ。しかし宝石の金額の事もあるし……最悪、金を借りる事になる。


オスマンさんが受けてくれると助かるが、断られたら大分先の長い話になりそうだ。

無利子ってわけにもいかないだろう。


思ったより宝石に値段がつかなかったら、傭兵家業に戻る必要があるかもしれない。


石鹸家業が軌道に乗れば良いが……乗らなかったら、傭兵で稼いで石鹸で浪費する火の車状態になる恐れがある。


安全策を講じるなら、お金を準備してから事を起こす方が良いだろう。だがそれでは速度が遅い。石鹸はそんなに外してないと思うが……不安が無いわけじゃない。


宝石騎士になれば、借金くらいは何とかなるのだろうか。


信用度は高そうだが、借金をする為に仕事に就くと言う考え方は腐っているような気がする。


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