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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第九章『従業員』
344/775

下準備(30)

3019年 1月27日


昨日の山賊を連れて二番隊の基地にやってくる。


ドーレスがこっそりと俺を呼ぶのでリンガーレイフォンが目を離した隙に逃げ出す。


ドーレスは「一体どうするんだ」と心配した様子だった。相変わらず面倒見が良い。


俺からすればどうしようもこうしようも、決闘で勝ったんだから石けん屋になるだけの話だ。その言葉に呆れている様子だった。


「とは言っても宝石騎士を倒したのは問題だぞ。広まれば厄介な事になる」


そんなにかとも思うが、宝石騎士は思ったより心の支柱になっているらしい。


今のところ、二番隊の基地でも火はくすぶっているようで。それを宥めるのにドーレスを始めとして、上の方では苦労しているらしかった。


決闘の結果を良しとせず、集団で襲いかかった件はそれはそれで問題になっているらしいが、心情では納得できていないようだ。


どうにも宝石騎士は思ったよりこの国の精神的な支柱であるらしい。ミーハー根性と言うべきか。


俺が言えた義理じゃないが、軍人足るもの冷静であっていただきたい。


どうにかリンガーレイフォンを立てながら、宝石騎士にするのを諦めてもらわなくてはならないようだ。


簡単なようで難しい。一先ず勝負に負けてやれば良いのだろうか?

などと考えていたら、早速再戦を申し込まれた。


見て見ぬ振りで、なあなあで済まないかと期待したが無駄らしい。


再戦自体は明日に延期してもらったが、どうした物か。


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