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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第九章『従業員』
341/775

下準備(27)

3019年 1月24日


オスマンさんは屋敷に居た。ラッキーだ。


早速、石けんの実演をしてみせた。同じ用に油で汚した布を石けん有りと無しで洗い比べる。綺麗に落ちたので、オスマンさんは感心していた。


「試作品の石けんを屋敷の人間に使わせて、評判を聞いてみたい」と言われたので、石けんを渡した。まだ試作品で手荒れを起こすので、掃除に使ってほしいと補足しておく。


それと宝石はまだ売り切っていないが、見込額をオスマンさんが出してくれる事になった。これも投資の一環らしい。


「製造方法が確立していないなら、始めは小規模で販売して、広めて行く流れがいいだろう。私としてはこっちに販売を任せてほしい。君が作る役目、私は売る役目と言うわけだ」


専売契約というのだろうか。


営業的な才能も、手腕もない俺からするとむしろありがたい。


土地に関しても「領が隣なのは手続きがめんどうだけで、まあなんとかなる」らしい。


「査定が出来る部下を君に付けるから、屋敷跡を見せて見ると良い。


宝石の販売金額の見込みは君が戻るまでに出しておこう」と屋敷跡の買い取りまで面倒を見てくれる事になった。明日には査定が出来る人が宿屋に来てくれるそうだ。


何より石鹸の需要があると見込んでもらえたのが何より助かる。


次の案は正直思い浮かんでなかった。


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