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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第九章『従業員』
327/775

下準備(13)

3019年 1月10日


森へ行くとラゴウが現れた。


まだ警戒してるのかと安心していると、それはもうしていないらしい。


やはり破壊神が居なくなった事で、警戒する意味も無くなったと言うことらしい。


まだ森に入ってくる奴は居ないそうだ。あぶない。超危ない。


一先ず安心して戦車を回収しようと思ったのだが、ラゴウがなぜか着いてくる。


なんだよ。と訪ねると、賢者の爺をどうにかしろと言う。


聞けば賢者の爺、破壊神が居なくなった事で覇気がないらしい。


どうやら弟子の不手際から始まって、よもや破壊神まで復活させられて、ブラックホール砲で消し飛ばされ、なんやかんやとしているうちに弟子再び迷惑をかけるわ、それが死んだと聞かされるわですっかり燃え尽きてしまったらしい。


うーむ。あれだな、前線で活躍した人が内地勤務になったらヘタるのに良く似てる。


ラゴウには、アカ子救出の際にいろいろと助けてもらったので、無視するわけにも行かずじいさんの家を訪ねる。小さな小山をくり抜いたような家だった。洞窟的と言うか、耐震に関しては意図的に無視して居るとしか思えない。


ノックをして家に入ると、じいさんは何をするでもなく、けだるげな様子でギコギコ揺れる椅子の上でギコギコしていた。


……もうこりゃ、ダメなんじゃないかと思ったが。一応話しかける。


なんだか完全に気が抜けている爺さんとなっていた賢者は「なんだか一気に気が抜けてしまってなぁ」とふにゃふにゃと喋った。


「なに言ってるんだ。役目が終わったなら、ぱーっと外で楽しめば良いじゃないか!」


最初はぐずっていた爺さんだが適当な事を言い続けているとなんだかその気になってきたらしい。


「もう一花咲かせよう!」


元気になったようなので良しとする。ラゴウも喜んでいた。


戦車も無事回収できたし、万々歳だ。

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