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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第九章『従業員』
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下準備(10)

3019年 1月7日


朝起きたくなかったが、問答無用で起こされた。


気は進まないが、気を引き締めなければえらい事になる。


薬草を探しに行くのは若い男衆三人だった。明らかに俺を馬鹿にしてたので、ぶっ飛ばしたら二人になってしまった。


案の定、犬羊に襲われるし、ほかの二人は役に立たないし、木の上に逃がせばそのあいだにケツを噛まれるし。


噛んだ犬をぶっ飛ばしたら、でかい犬がまた笑ってやがった。


ほかの犬に守られていたが、畜生ごときに馬鹿にされるわけにはいかなかった。


こん棒を反射的にぶん投げた。ボスに当たって角を折ったのが向こうにとっても腹が立ったらしい。完全に引き時を間違えた殲滅戦が始まった。


男二人を木の上に逃がさなかったら、ブラス銃が使えたのに。


えらい苦労してしまった。


こんなに頑張らなくても良かったんじゃないかと思う。


男二人は本気で感動しているようだった。


本気の出しどころを間違えた気がする。

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