表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第八章『破壊神』
290/775

再戦(11)

3018年  12月5日


出発前に「針と糸を買って欲しいです」とアカ子が提案してきた。


村で訪ねてみると、鍛冶屋で売っていた。

だが思ったより高い。だが一点ものだ。仕方が無いと思い購入した。そして糸を巻き付けた、木の棒みたいなのも高かった。


そう言えば、産業革命と織物の話は漫画歴史で読んだなと調べてみたら、18世紀だった。すごく昔だ。俺が地球に居た頃からしても千年前だ。


産業革命を起こすチャンスかもしれない。織物の機械を作れば良い。


そう馬車の中で考え、名案だと確信してアカ子に話した。


「コットンがあるんですか?」とアカ子は訳の分からない事をいう。


アカ子曰く、産業革命は動物性のウールより、滑らかなコットンが大人気で品薄になった事から起こったらしい。


なんでそんなことを知ってるんだと訪ねると「お舟さんの小説に合ったじゃないですか」と言う。……そう言われれば合ったような気がする。俺が産業革命と織物を結びつけたのも、それだったような。


なんだよ。フィクションなのかと端末で調べてみたら事実だった。


お舟の事だ、入念に下調べをしたんだろう。クソ真面目だったからな。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ