再戦(10)
3018年 12月4日
早朝からリューマ山に戦車を隠して、近くの村に向かう。
まえに村長が欲目を出した村だった。俺も相当目立ってたので、気づかれるかと思ったが、特に声はかけられなかった。セーフ。
ここからドーレスの居る二番隊基地の村を経由して、町まで戻る。
しかしここで完全に失敗した事に気がついた。
連れてきたアカ子がめっちゃ目立つ。なんで、フリルの着いたメイド服なんか着てやがるんだ! ものすげー目立つじゃないか!
外国で買った、あのヒラヒラした服を売らなければ良かった。あっちの方がまだマシだ。
ローブかなにかを買うべきだと思うが、あいにくと売ってない。晴れた日にそんな物をかぶっていたら、ますます変だが……。
代わりに何か無いかと探してみると、木で作られた大きな籠が売ってあった。多分山菜とかを採る籠だ。
しょうがないので、それに入れる事にした。
「に、荷物扱いはひどいです!」
などと言っていたが、その荷物を運ぶのは俺だ。俺の方がよっぽど大変だ。
縮こまらせて、籠に詰めてごわごわしたベッドのシーツで包めば荷物にしか見えない。
完璧だ。
場所を取ると言う事で乗合馬車の料金は二人分請求されたが、元々二人分なのでバレても問題ない。
次の村の宿屋ではアカ子が不機嫌そうだった。
なんとかなだめすかしたが……今日も含めて後七日はかかる。
暴れ出したりしないだろうな。




