287/775
再戦(8)
3018年 12月2日
デルフォース国内に夜中のうちに入った。国境も、越えやすいところを通らなければ、バレずにどうにでも成るものだ。
地球だと、こうは行かないだろう。規則外の事をする立場からすれば、やりやすくて助かる。
明日の夕方にはリューマ山に着けそうだ。戦車を隠させてもらいたい。
そこから乗り合い馬車で、一先ず街に帰らなくてはならない。
なかなか長い道のりだ。
戦車での旅が快適だっただけに、気が重い。
昨日の商売の件だが、飲食店はどうかと思い当たった。アカ子が居るから料理は問題は無いはずだと思ったが、そもそもアカ子を大衆に晒して良いかが謎だ。
俺より小さいと成れば、児童扱いされてもおかしくない。
この星では子供も労働力だ。ニ番隊の基地ではアイシャが子供なのに働いていたが、アカ子はそれよりも幼くみえる。それをがっつり働かせていたら問題になるかもしれない。
加えてアカ子の胸はでかい。子供であの乳は異常だ。
なんだかんだで、そうとうややこしい事に成りそうだ。
やっぱり製造業だな。