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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第一章『旅立ち』
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2890年(27)

2890年 4月1日


17時間寝ていた。膀胱が破裂するかと思って目が覚めた。今日も休みだ。


もしかしたら、計画が破算になったのかもしれない。まあ、明らかに無理がありそうだし?


ネットで、有人運用法の記事を読んだ。

マシンドールが働き過ぎると、人の仕事がなくなって大変。だからどんなことでも人をメンバーに組み込まなきゃ行けないという法律だ。


こいつのせいで俺は宇宙に行くかもしれないと思うと、なんだか面倒な法律だなと思う。まあ、仕事がないとお金もないし、仕方がないさ。

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