表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第八章『破壊神』
268/775

破壊神(11)

3018年 11月13日


夕方前にはラゴウに乗って商団に追いつく事が出来た。


ハンマーを持って行くか悩むが、明らかに重い。ラゴウに運べるかと聞けば、嫌だと言うので置いていくことになった。


どうにもラゴウは手綱を付けられている事すら嫌がっている気配がある。


まあ、俺だって手綱を付けられたら嫌だ。それでもラゴウも俺の言葉を信じて、足になってくれているので、わがままは言えない。

お金を握らせて商団の人に話すと、苦笑いながら残った荷物は預かって貰える事になった。


まあ、向こうからしたら荷物に旅をさせるだけだからな……俺がよっぽど変人に見えたに違いない。断られなかっただけ良かった。


商団を追い越して、国境前の村で宿を取っている。


明日には国境を越える事になる。


不法入国だが、ラゴウと連れ立っている時点でアウトなので気にしてはいられない。速度が上がった事を喜ぶべきか。


空から見れば国境なんてないのに、と昔に読んだ本に書いてあった。


なにもない所に国境を引きけてしまうところが、知的な気がしないでもない。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ