帰路(2)
3018年 10月28日
今日は一段と冷え込む。防寒着を買ってて良かった。
夕方前には、二番隊基地のある村に着いた。
乗合馬車も早い遅いがあるんだなと感心する。まあ、運が良かった。
ドーレスに会いに行くと、クラウンもいた。
クラウンは、いつぞやの王冠について質問を繰り出してきた。
俺からするとそう言えば、そんなのもあったなと言う位だったが……。
なんでもあの王冠は伝説の勇者になった王様の王冠らしい。
なんでも昔に破壊神と言うのがいて、それをやっつけたのがその王様だったとか。いわゆる伝説の人でなんともアグレッシブな王様だ。部下も迷惑したに違いない。
下士官当たりが張り切ると大変なんだ下っ端は。
なんだかんだで破壊神はいなくなったが、王様も行方不明。
ざっと数百年は昔と言うから、ずいぶん昔……なんで失踪した王様が王冠を持って行ったかは不明らしい。
売って金にする気だったのではないかと俺は思う。
訪ねられた事に関しては知らないで通しておいた。よけいな事は言うまい。
とりあえず、王都の方ではその王様の情報を求めて、派遣隊がリューマ山に出向くそうだ。
ラゴウに食べられるんじゃないかと心配したが、宝石騎士も出張るらしい。
それでも大丈夫じゃないと思うんだが……。
まあ、ラゴウも話せばわかるのか? 判らないと思うんだけどなぁ。




