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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第七章『繋がり』
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守人(33)

3018年 10月24日


ミリアお嬢の結婚式が行われた。


一応俺もかっちりした服を着せられた。貸衣装らしいが、明らかに成人用ではない。なんだか切ない。


いつぞや見たような結婚式の白いドレスはミリアお嬢によく似合っていた。


俺からすると出席者全員が背が高いのでかなり迫力が合った。皆が笑顔の良い結婚式であったように思う。


今日、変態マスクに乱入されていたら大事になっていた。無事に終わって何よりだ。


思えば地球にいたころに、結婚式に出た事も一度しかない。

覚えているのは孤児院出の先輩方が結婚したのに呼ばれた位だ。

あれも、細々としたものだったから、大がかりなものと言う意味では人生で初だったのかも。


地球とこっちの文化の違いを感じるには俺の経験が少なかった。


映画なんかじゃ、結婚式はそんなに長くやらないからなぁ……。


それと捕まった変態マスクは監獄送りになるらしい。


こんな法の遵守も、一先ず置いておかれるような文化レベルで、金持ちに喧嘩を売って公的な罰を受けるだけマシなんだろう。


人の幸せの陰にはドラマがあるなぁと、俺はしみじみ思う。


一先ず、これで仕事は完了だ。


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