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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第七章『繋がり』
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守人(25)

3018年 10月16日


変態マスクが現れて三日経った。


今日はミリアお嬢が外に出る日だったのに、変態マスクは現れなかった。


他の護衛のメンツと入念な打ち合わせをして居たのだが、空振りした形だ。


本当にあきらめたのか? 庭に作った罠に反応は無く、特に変化もない。明日はミリアお嬢の未来の旦那さんの方がこっちの屋敷に来るそうだから、家の中は掃除で大忙しだ。


俺以外には出来ないと言う事で庭の手入れを任される。


やる事は見える範囲の雑草の刈り込みと、落ちている葉っぱ、枝の片付けだ。


枝は薪にも使えるらしく、分別が面倒だった。


「護衛なのに多芸なんですね」とミリアお嬢は感心していたが、自分の手でよけいな仕事を増やしてしまっているような気がしないではない。


出来る男に仕事が集まるのだ。そう思わないとやってられない。


どうも屋敷の人間が俺を便利屋かなにかだと思っている節が伺える。


子供のような外見なので、頼みやすいのだろうか?


たまに貰える甘味が嬉しい……。うーむ、子供扱いされる事に慣れてしまっている自分が嫌だ。


髭でも生えていたら別なんだろうけど……元々薄いからなぁ。


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