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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第七章『繋がり』
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守人(13)

3018年 10月4日


オスマンさんの家は町の城壁の外にある。


町の城壁ほどの大きな壁ではないが、土地の周りは壁で囲っている。


町の城壁は行ってしまえば戦争用だ。

オスマンさんの家の壁は侵入妨害用といったところか。


そうした家は町の周囲に何件かある。単純に農家であったり、マルコイさんの所の様に大きな商人だったりする。戦争でなければ、襲われる心配はないし、野生の動物や化け物に関しても、数でいえば警戒する事もないのだろう。現に村の多くは城壁をもっているわけではないのだし。


だがその分、入りこんだ相手を見つけるのが難しい。


しかし入り込んだ奴は壁を乗り越えている。

なので家の周りを囲っている壁の内側に罠を張ることにした。罠は軍学校でも、軍でも学んだ。ブービートラップだ。


日本人は逝かれてるとまで言わしめた俺のトラップ技術が火を噴くぜ。


落とし穴と、ロープを用いた罠を仕掛けておいた。数は十五。


ローテクな方がセンサーに引っかかりにくいので、嫌がらせで覚えたものだ。

明日には倍に増やそう。


午後からはミリアお嬢様の習い事につきあう。ハープのような楽器の音色は綺麗だった。


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