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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第七章『繋がり』
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守人(6)


3018年 9月27日


雨が降る。乗合馬車の中の密度が高くて、気分が悪い。空気の悪さが原因だろう。


自前の馬車が欲しくなってきたが、そもそも移動が面倒だ。


家に留守番してる感じの仕事は無いのだろうか?


例えば門番とか。


この間、日記を読み返して思ったのだが、俺はあの宇宙船の生活がベストだった。


何の責任も無く、ただただ自堕落に生活したい。


ああ、でも映画も無いし、小説も無いし、漫画も無い。


王都で漫画を調べるの忘れてた。


世捨て人に成れるだろうか? ううむ、人生の最終目標にしても良い目標だ。


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