220/775
守人(5)
3018年 9月26日
あと四日程度で二番隊基地に付けそうだ。長い道のりだが仕方がない。
いや、長距離移動の手段は見つけておくべきかのかもしれない。たとえば俺が乗れるサイズの鳥類とか…アンリエードの知識の中には居るとある。
うまい事、ナノマシンを打ち込めれば、移動手段にする事が出来るだろう。
問題はそんな当てがラゴウしか当てが無い事だ。自由意思を奪う事もあるだろうから、しゃべれない奴が良いのだが……偽善ではあるけれど。
しかし、それを飼うための設備は無い。
将来的には分からないないが、しばらくは乗合馬車生活が続くだろう。
昨日、聞いた話の買い付けを行うなら、自前の馬車があればいいのだろうか?
乗り心地も改良したりできるかもしれない。
俺が乗ってれば、警護料金はいらないのだから意外とお手軽かも?
馬車代の捻出と、馬の維持費が問題ではあるが。
傭兵に関しても、このまま馬車での警護を続けるかどうかは考えなくては行けない。