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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第六章『大地』
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独り立ち(49)

3018年 9月3日


昨日の遅れが尾を引いて、一番基地のある村まで夜の間も強行移動。


遅れ分を間に合わせる為に夜が明ける前から移動したと言うのに日が暮れてしばらくしてから目的地に到着した。


日が暮れてからの移動は、人間がランプを頼りに先導して馬が追いかけると言う形になるのでびっくりするくらい遅い。日が落ちてからずいぶん掛かってしまった。


馬も疲れている様子だ。明日はこの村から馬車が出ずに、明後日に帰りの馬車が出るらしい。


さっさと寝て、明日基地の見学をしよう。

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