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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第六章『大地』
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独り立ち(42)

3018年 8月27日

ヨッサムの町まで後三日。


ふと気になって、トイユに軍人になぜならないのかと訪ねたところ、コネの無い状況では出世がしずらいからのようだ。


別の星でもそう言う事はあるらしい。まあ、長男が遺産を相続するような仕組みの延長線上だからそうなっていない方がおかしいのかもしれない。


社会的な仕組みと言うのはある程度の文化レベルによって、その有り様はだいたい同じなのだろうか?


トイユ曰く生活は安定するが、下働きではどうにも辛いとのこと。


その気持ちは俺にもよくわかる。


まあ、さすがにトイユであればメイドの仕事までさせられる事は無いと思うが。


だがトイユの夢は軍人の中でも特別枠の宝石騎士と言うものになる事らしい。


なんでも宝石騎士は王家に使える特別に強い人間を指すようだ。


エースみたいなものだろうか?

言ってしまえば、俺の感覚だとナノマシーン処理をされた奴みたいな感じだろうと思われる。

特殊部隊の精鋭しか処理を受けられなかったからな……。


強いだけで成れるならその宝石騎士の立場に憧れないではない。

だがトイユの話では実力に加えて、人格者じゃないとダメらしい。


いろいろと、うさんくさい俺ではやはり無理だろうか。


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