表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第六章『大地』
188/775

独り立ち(41)

3018年 8月26日


この星にたどり着いて二月ほど経過している。


一先ず、食べて行けている事を喜ぶべきか。まだ何のめども立っていない事を嘆くべきか。


先に生活の安定を考えるべきかは悩ましいところだが、どうにも異人扱いではそれも難しいようだし……やはり、このまま名前を売るしか無いだろう。


少なくとも、アカ子を見つけるのが先だ。お舟に関しては絶対に大掛かりになる。

お舟が海に沈んでいるとすれば、サルベージ作業が必要になる。だが、見る限りこの星の技術力は低い。深海探索船が作られたのって二十世紀か、二十一世紀だったように思う。昔、潜水士の映画を見た事がある。


宇宙服を転用して潜水服に出来ないだろうか?


船外活動は五時間まで出来たはずだ。タンクに空気を入れて、体を紐で縛って海中に沈めば良い。と、思うが……そこはかとなく不安だ。


宇宙で放り出されるのと恐怖感は変わらないはずなんだが、水に入ると言うのは想像できる分だけ怖く感じるのかもしれない。


しかしそれでも抱えて引き上げるのは無理なんだよなぁ……重さの桁が違うからな。

そんな重量に耐えられる船はあるのか?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ