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独り立ち（３８）

３０１８年　８月２３日

夕方村についてから傭兵の一人から、カードゲームを教えてもらう。

トランプの類似品だ。

基本的に、札合わせを行う道具らしい。

ざっくり言って。ポーカーに良く似ている。

金銭のやり取りがあるところも、そっくりだ。

賭け事はあんまり好きではないが、基地では付き合いでちょいちょいやっていた。

二巡くらいしてればルールは把握できた。

その辺にいたおっさんと、町で商売を終えた商人のおばさんを傭兵の人は手早く捕まえていた。ルールも軽く説明しただけで全員把握していたので、スタンダードなルールなのだろう。

特に勝つ訳でもなく、負ける訳でもなく、おおよそちょいと負けてゲームは終了した。

気になったのはカードの作りだ。

どうやら紙ではないようだ。何かの皮を樹脂で固くしているように思う。

訪ねると、動物の皮を樹液でコーティングして焼くとこうなるらしい。

よくわからんがすごい。