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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第六章『大地』
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独り立ち(36)

3018年 8月21日


一先ず、今日を含めてあと九日でヨッサムの町まで到着予定だ。


ゆらゆら揺れる馬車の上にも慣れてきた。


地面は基本むき出しで踏み固められているだけなので、基本でこぼこ。


路面の状態が悪ければ浮遊車両の効果が高いが、あれが出てくるには後何年掛かるのか。無限軌道にはサスペンションが付いてて乗り心地は悪くなかったが、馬車には付いていない様子だ。磁力サスペンションの前は確か、空気圧とかバネとかで作られていた事も合ったはずだが……よくわからんな。


どちらかといえば地面が舗装される方が早いに違いない。


アカ子と合流できれば浮遊戦車が手に入る……はずだが、あの落下状況ではどうなっているか不明だ。浮遊戦車は大気内であれば脱出装置も兼用できたはずだから、あの時の不時着であれば問題は無いはずだ。しかし安全に降りる先の地面のデータは無いに等しい。


その他に安心要素があるとすれば、この星では一日が二十八時間。自転速度は地球より遅いはずだ……たぶん。重力の大きさも小さいと思われるので、着地に失敗する事は無い……と信じたいが、心配だ。


無事に不時着したとしても、何せあいつは俺より身長が低い。胸囲は無駄にあるが戦闘能力は低い……。


武器とか構えられるのだろうか?


ああ、胸部にロケットでも積んでもらっていれば良かった。心配だ。


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