表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第六章『大地』
181/775

独り立ち(34)

3018年 8月19日


とりあえず、町での山賊引き渡しは無事終了。手続きでずいぶん手間取ってしまった。


子供扱いされると、こういうときに不便だ。

山賊を連れて行っても信用されない。御者のおっちゃんが付いてきてくれて助かった。


しかし、この町はヨッサムの町と比べるといささかしょぼい。


コルビナー領は他の領と比べても大きいと言うのは本当らしい。

クラウンが噓を言ってた訳じゃなかったんだな。


もしかして、クラウンって結構すごいお嬢様なんじゃないだろうか?


しかし多分、途中の村で来なかった傭兵は山賊とつながっていたんだろう。


もしかすると、傭兵夫婦の時から怪しいのかもしれないが、俺は別にそこを調べるのが仕事じゃない。でも紹介屋のジョージには文句を言ってやろう。


顔が広そうだから、アカ子の情報を集めてもらうのもいいな。


そう言えば、ドーレスにアカ子の件を頼み損ねていた。借りたお金を返すときに一緒に頼んでおこう。


そう言えば、王冠を売るのはクラウン経由だった。王冠を売る、クラウン。ジョークになる。でも、この星に英語がわかる奴がアカ子とお舟しかいない。

説明するのが大変だ。チクショウ。


山賊は根絶やしに近い成果かもしれないとのことだった。


治安が良くなって何よりだ。報奨金も明日の朝にはもらえるそうだし。


それが一番何よりだ。


でも儲かってしまった。うはは。お肉を食べよう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ