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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第六章『大地』
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独り立ち(30)

3018年 8月15日


傭兵夫婦はここの村で離れるらしい。傭兵の人と合流するのだ。その間は俺一人。


……えっ、素人の俺を一人にして良いのか?


よくわからないが良いと言うなら良いらしい。


次の村には新しい傭兵が待っているとの事。それまで俺一人で護衛すればいいようだ。


山賊来い。そうすりゃ俺だけの手柄になる。

などと考えるが、よくわからん。襲われない理由でもあるのか?


それにしちゃ、御者の人も不安そうなんだが……。どういうことだ?


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