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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第六章『大地』
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独り立ち(29)

3018年 8月14日


馬車が別の領土に入ったと傭兵夫婦が教えてくれる。


これまで領土の間を移動する際、関所を通ると言う事は特になかったが、乗合馬車は別の領土に行く時は関所を通るものらしい。


主要な街道を監視していると言う方が正しいか。考えるに、おそらく道幅が関係していると思われる。乗り合い馬車の進む道は馬車同士がすれ違えるように比較的大きい。


乗り合い馬車は村同士を数珠つなぎで渡って行くので、比較的大回りだ。最短距離で進めばショートカットも出来るように思う。


これに関してはおおよその地図しか無いので勘になるが。


おそらく治安維持の意味などがあるのだろう。


一つに山賊などが出た場合、領土内の村の間で話を聞けば襲われたポイントを絞り込む事が出来る。合わせて領土に入出した事を保証する場所も必要になるのだろう。


俺が領主だったら、自前の馬車を領土外で壊されたら怒る。


監視カメラとかがあれば話は違うんだろうが、そんなものは望めない。


人間を信用していると言うのは地球には無い美点かもしれない。


まあ、地球も昔はそうだったかもしれないけれど。


俺が傭兵だと言うと、関所の人間は驚いていた。腕相撲で勝つと余計驚いていた。


どうやら、腕相撲はどこでもある程度有効のようだ。腕相撲では絶対負けないキャラで行こう。


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