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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第六章『大地』
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独り立ち(25)

3018年 8月10日


乗合馬車の傭兵は俺を除いて後二人いた。黄色の髪のおっさんと紫の髪のおばさんだ。二人は夫婦らしい。


俺の小ささに驚いていたが、何を思ったか気の毒にと同情されてしまった。


借金で働かされているとでも思ったのだろうか?


乗合馬車は村と村を数珠つなぎの経路にして荷物を運ぶ。


時折、大きな村には乗合馬車の補給場所があって、馬車を変えたり、馬車を増減させて客の量に対応するらしい。


ちなみに値段は乗った人数で折半が基本だ。解りやすいシステムだ。基本的には領主が運営しているらしい。


乗合馬車にくっついて、商人の馬車も付いてくる。


なるほど、襲われれば乗合馬車には傭兵がいるから賊対策になるだろうと言う事なのだろう。


乗合馬車を運営しているのが領主の直轄と言うのも、なかなかの配慮だ。


乗合馬車を襲うと言う事は、その土地で一番偉いのに喧嘩を売ると等しいのであるならばそうは襲うまい。


それに商人もくっついてくれば人の流れも、物流も滞りない。よくできたシステムだ。


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