169/775
独り立ち(22)
3018年 8月7日
乗合馬車は村から村への形でつながっている。一応傭兵も乗っている。鉄の鎧を着た男二人だ。
場所の料金には護衛用の費用も入っているらしい。
俺はその分値引きしてほしいところだが、ややこしいので止めておいた。
今後の参考に傭兵を観察する。男二人の傭兵だった。
体格の大きい女じゃなくて大丈夫か? と心配する当たり、俺もこの星に染まってきたのかもしれない。
一人は荷台に、もう一人は操縦者のとなりに座っている。前方と後方に気を配っているのだろうか?
特に何事もなく、次の村に付いた。明日の昼にはヨッサムの町に付くそうだ。良く休もう。