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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第六章『大地』
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独り立ち(15)

3018年 8月1日


完全武装でリューマ山へ移動する。戦闘服を着込み、その上から宇宙服を着こんだ。


宇宙服はこの星に来た着水の際、俺を守った耐衝撃性。船外活動を基準に置いた動きやすさ。その気密性。

絶対零度まで耐えられ、同時に溶鉱炉の中でも作業できる断熱性。どれをとっても、最高だ。


しかし、その分重い。フル強化した俺の体で、リミッター三十からようやく動ける。

これで戦闘しようと思えばリミッター七十からがようやく調子のいいレベルだ。そんな状態では手加減もできない。


宇宙服のメインシステムを起動すれば、宇宙服自体の運動補助の効果を得られるから元気百倍となれるのだが……いかんせん電気の消費量が半端ではない。とてもじゃないが手回し発電では追いつかない。

けれど、とっておきくらいに考えれば、悪くない。秘密兵器ってやつだ。


とりあえず、村にアイシャを待たせて歩きで山に向かう。


宇宙服がひたすらに重い。おまけに路面の状態が悪い。


上手く行けば、今日戦っても良いなと考えていたが、諦める。


当初の予定通り、今日は山に入る手前でキャンプ。明日は朝から動こう。


さあ、この星の化け物はどれくらい化け物なのか。

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