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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第六章『大地』
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独り立ち(12)

3018年 7月29日


昨日からアイシャに教えてもらって学んでいた馬車の操縦法が形になってきた。


車や、宇宙船と違ってオートでは無い分、やる事は多いが手順は簡単だ。


リーと言いながら、右に手綱を引けば右に。ダーと言いながら、手綱を左に向けると左に進む。ワーイーヨと言いながら、手綱を振って背中をたたくとスピードアップ。イガーと言いながら、手綱を後ろに引くと減速だ。


基本的には、街道沿いであれば馬が判断して歩いてくれるので、そういう意味ではセミオートだ。


生き物と言うのは馬鹿に出来ない。昔は生き物の動きを機械的に再現するのが流行ったらしいが、その後の産業の流れは生物的な動きを生物的に再現するのが流行ったくらいだ。ミュータント製造で一気に廃れたが……そう言う意味ではマシンドールはその系譜の生き残りだな。


二三世紀のマイコーの作った『井戸を掘るモグラ』はあまり頭がよくない俺にも芸術品だと思ったのは、支援活動をしてた時だった。

ありゃすごかった。


俺のこの手で産業革命を起こすチャンスもないではないのか。地球の製品が作れれば売れるかもしれない。


ホログラフィック装置とか、この星の人が見たら感動してひっくり返るんじゃないか?


しかし、街道を進む一日単位でだいたい村があるのはすごい。誰かが計って作ってるんだろうか?


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