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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第五章『居候』
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未知との遭遇(6)

3018年 7月5日


とりあえず、力仕事は自信がある。


船に乗っていたときは主に逆立ちにしか役に立ってなかったが、強化されていたと言う実感が湧いてきた。


絶食生活期間で、科学のありがたみを無くしていたが……これはなかなか便利だ。


薪割りの速度も熟練のレベルに達していると思う。


しかし木材を日常で使うのは実に高級な気がする。おまけに燃料にするのだ。バイオ燃料だって高級品だったのに、天然物なんて慣れるまでしばらく掛かりそうだ。


かまどで焼いたパンはおいしい。しかし、本当に飯がうまい。


アカ子の料理の方が美味しいのだろうが、あの強制絶食期間を思えば天国だ。


ナノマシーンも元気よく働いてくれているらしく、調子もずいぶんいい。


ここの食事はパンが主食、味付けは西洋風だ。


パンは毎朝だいたい一日分焼く。手間がかかるが焼きたてのパンはおいしい。


基本、塩がベースとなる。


香辛料はハーブなどで補う。基本、砂糖は無いようだ。当然合成甘味料もない。


甘味と言う文化はないとは思えないんだが。


また森で食料を集めるのは役に立てている自覚がある。


匂いを嗅ぐか、口に含めば毒物検査もできる。ナノマシーン様々だ。


この点ではサバイバル訓練を活かせて嬉しい。海じゃなくて山に落ちれば、絶食しなくても何とか成っただろう。


その場合、落下の衝撃で死んでただろうけれど。


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