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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第五章『居候』
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未知との遭遇(5)

3018年 7月4日


サバイバル技術は学んでいたつもりだが、生活するとなるといろいろと勝手が違う。


そもそも俺のサバイバル技術は現代技術が基盤に合ったのだなと反省する事が多い。

いや、そもそも俺の中で勘違いしていたが、サバイバルと文明レベルが低い事は同列ではない。


そもそも文明レベルが低くても日常生活なのだ。


とりあえずその場を凌げれば良いと言う刹那的な考えで生活しているわけではない。


まず釜戸だ。火を消す際は灰をかけて火を消す。水をかけると乾くまで使えないからだ。合理的だ。


洗たくは袋に洗濯物を入れて踏む事で行う。小物は蛇腹の板にこすり合わせて行う。


掃除はなんと、ブラシのようなもので履いて行う。掃除機械は無いのだ。


驚きである。昔の映画みたいだ。


もし俺がクラシック映画を見てなかったら、想像もできなかった領域かもしれない。


しかしトイレには本気で困った。やり方がわからなかった。


ズボンを上げる事も出来ずに、あせった。端末で調べるのにも単語がわからずとにかく困った。


全くもう。オートマチック化されていない生活はなかなか感心する事ばかりだ。


そして文明レベルが低いとはいえ、その行いは割と合理的である。


生ゴミは庭の穴に捨てるのだ。家庭菜園の肥料になるらしい。


実にエコロジーである。ゴミが出ないようにすると言う考えではなく、ゴミが出ても良いとするところがすごい。


昔の地球もこんな感じだったのだろうか?


アンリエードは俺の海での生活が長くてという言葉を信じて、いろいろと教えてくれる。


ありがたい。


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