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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第五章『居候』
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未知との遭遇(4)

3018年 7月3日


アンリエードの家事手伝いを行いながら、情報を集める。


彼女自身は未亡人であるらしい。旦那さんと息子がいたが、今は亡くなっているそうだ。


海での戦いで死んだ二人の弔いの意味で、海岸が見える丘の上に家を建ててここで生活しているらしい。そんなわがままが叶うところから察するに、上流階級の人間でもあるようだ。


この星の名前はジェミニ。


星という概念と言うよりは国よりも大きなくくりをさした地面と言った感じだが、星名らしいものはこれ以外にはなかった。


今いる国はデルフォース公国。


四年ほど前まで周囲の国と戦争をしていたが、急病で指揮を執っていた王が倒れて、なし崩し的に休戦状態となっているらしい。


その話から推測するに軍は強いようだ。


王立制とは俺からするとずいぶんな骨董品というイメージだが、文化レベルを考えればしょうがない。


社会構造を持つ生き物が基本的に構築するのは一部の上流階級のいるコミュニティーだ。


思い返せば、お舟の書いた宇宙小説も王様万歳から民主政治万歳に移行していた。


野生動物や、群れとなる昆虫もボスや主が居る事が多い。構造が簡単だから、そうなってしまうのも当然だと言える。


しばらくは生活レベルに慣れることを心がけて動こう。


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