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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第一章『旅立ち』
13/775

2890年(13)

2890年 3月18日


二度目の説明の後、誓約書のサインをするかどうか聞かれた。

加えて危険性の開示が行われた。なんでもうまくいくかの保障は無いとのこと。


時間素粒子がどうのこうのと言っていたが意味がわからん。

最悪六千年後の地球においてけぼりをくらう可能性があると言われても、どうしようもない。

代わりに、宇宙船は現在の技術で作れる最高の物を、報酬としては高額のお金とオーダーメイドのマシンドールを一台つけるそうだ。


オーダーメイドのマシンドールなんぞ、家が三つは買える。

ずいぶん太っ腹だが、六千年後の地球に、そいつと自分の二人だけという可能性も十分にあるらしい。

それって人間が乗る必要があるのかとも思うが、責任者がどうしても要るのだそうだ。


法律や規則ってのはややこしい。


結局、誓約書にサインをしたのはこの基地では自分だけだった。


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