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惑星ジェミニ物語  作者: 森山 銀杏
第四章『過去』
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漂流(4)


3018年 6月10日


漂流生活四日目


やばい。食糧が少なくなってきた。


真水があれば、生きてはいけるだろうが……体力が低下して、陸地にたどりついてもどうなるか。


知らない星で助けを期待してもだめだろう。


海に魚がいるかも不明だが、いないと言う事はないだろうと信じる事にする。


しかし竿も糸も針も餌もない。


着ていた下着をナイフで破いて、ひも状にして、時計の外装パーツを一部ねじまけて針を作った。


餌は俺の食事の一部だ。


これを海に浸けておく。今、現在で釣果はない。


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